Paule Saviano 写真展
「FROM ABOVE」開催のお知らせ
2018年3月11日(日)〜4月2日(月)
浅草 Gallery ef(雷門すぐ近く)にて、ニューヨークの写真家ポーレサヴィアーノの写真展を開催します。
実はこれまで、私はこの写真展を広島で4回開催してきました。2010年、初めてポーレと東京で出会ったとき、「これまで長崎や東京ではこのプロジェクトの展示をしてきたが、広島だけは手紙を出しても何をしても返事がなく、何もできていない。」と聞かされたのがきっかけでした。
ちょうどこの頃、真面目におばあちゃんから戦争の話をちゃんと聞いておこうと思っていた私は、このプロジェクトを通して、自分のおばあちゃん以外の方々の体験を知ることができました。広島長崎の原爆だけではなく、東京大空襲や海外での空襲のことも、初めてちゃんと知りました。
広島での開催では、私が作品の搬入セッティング、ライティングを手がけてきました。でも、その影で東京浅草のギャラリーエフのIzumiさんがいつもサポートしてくださっていました。Izumiさん(東京)、ポーレ(ニューヨーク)、こと(広島)、の3人でいつも協力していました。そのIzumiさんが昨年ガンで亡くなられました。
今でもこのプロジェクトの話をしていた時の彼女の話が心に響きます。「私は大きな声でプラカードを持って行進するよりも、静かに写真とその証言を読んで、平和について考える方がしっくりくるんだよね。」人それぞれに考え方や行動の仕方はあると思いますが、私はそんな彼女に心から共感したのを覚えています。
ポーレは、世界中で空襲や原爆の体験をした高齢の方々のところを訪れ、長年ポートレイトを撮影しています。一人ひとり、2時間くらいかけて、その人の体験を伺い、その後撮影をします。写真展ではそのポートレイト、そしてその人の証言を展示します。現在のその人と、何十年前の体験。その何十年を私たちは想像させられます。本当に二度とこんなことを地球上で繰り返してはならない、と思います。
今回、Izumiさんがいないけれど、ポーレ、Izumiさんのお母さん、ダンサーの鈴木一琥さん、画家の山田さんと協力して開催にこぎつけました。ポーレとは毎日のように英語でメールして打ち合わせをしていました。英語力の微妙な私にも分かりやすく丁寧にどんな展示にするか、細かいことまでやりとりしました。Izumiさんのお母さんともお電話や、メール、打ち合わせで色々お世話になりました。美味しいお茶やお菓子をご馳走になりました。一琥さんは、ご自分の公演が忙しいのに、翻訳のことや、細かいこと、全体のこと、すごく的確でスーパーマンで、すっごいです。山田さんは、本当に優しくって丁寧で、私が赤ちゃんをオンブしてテキストの作業をしている間に、立派に写真を展示してくださりました。市川さんとドニーさんが素敵なチラシを作ってくださりました!
ギャラリーで久々に貼りパネの作業をしていたら、Izumiさんの使いかけの貼りパネを使わせてもらって、彼女の細かく真面目な性格が見えて、見習わなくては!と思いました。
すごい!本当にみんなで協力しました!
長くなってしまいましたが、今回会期も長めなので、もし浅草へ行くことがありましたら、ぜひギャラリーエフに行って写真展「FROM ABOVE」をご覧ください。よろしくお願いいたします。
過去のFROM ABOVEの活動はこちらからご覧ください。
http://www.gallery-ef.com/fromabove.htm
日別アーカイブ: 2018年3月9日
浅草で写真展「FROM ABOVE」開催します!
3月の笛ことちゃんの今晩は☆ラジオポッドキャスト配信!
3月の「笛ことちゃんの今晩は☆ラジオ」ポッドキャスト配信スタート!
http://842fm.west-tokyo.co.jp/…/fuekoto/2018/03/183527.shtml
今月の「ようこそゲストコーナー」には、
カブキロックスの氏神一番さんをお迎えしました。
興味深い江戸文化の話などなど、楽しかった〜〜!ぜひお聞きくださいね!
「ことちゃんの子育てハッピートーク」では、トイレトレーニングの話!
赤ちゃんって意外とこんな時期からおまるが使えるの⁈
という、ちょっとびっくりなお話☆
ぜひ、ポッドキャストでお楽しみください♪